
自立心を大切に育んでいく
子ども達は「自ら育つ力」を持って生まれてきます。その力に、整えられた環境と適切なサポートが加われば、好奇心のおもむくままに、成長していけるのです。また、大人がしっかり見守り、安心できる信頼関係の中で過ごすことで、人に優しく、自律できるようになるとも言われています。エクレスでは、こうした環境づくりに最適な「モンテッソーリ教育」を導入し、子ども達の自発的な成長を支えていきます。

好奇心のままに教具を選ぶ、集中して取り組む、ひとりでできる喜びを知る。この流れが、子ども達の自発的な成長を促します。ときには先生のサポートを得ることもあるかもしれません。それでも、できることが増えれば、子ども達の自信になります。自信と成長が、有能で責任感と思いやりのある、自発的な子どもを育成するのです。
モンテッソーリ教育には、最適な教育環境が不可欠。エクレスでは、子どもが日常の中で接する教具にこだわっています。かたち、大きさ、重さ、手触りなどがちがう様々な教具。子ども達の五感をやさしく刺激することで、感覚的に物事を理解する力を身に付けます。
知性を伸ばす環境づくり
子どもは、何かに集中することで内面を充実させ、自立への一歩を踏み出します(集中現象)。子どもはまだ自分で環境をつくり出すことができないので、まわりに知的好奇心を満足させるものがない場合、退屈し、知性の働きが鈍るおそれがあります。そうならないためにも、段階的に継続しながら、順序よく子どもの知性を伸ばしていく環境づくりが大切になります。
そもそもモンテッソーリ教育とは?
『モンテッソーリ教育』とは、20世紀初頭イタリア人医学博士のマリア・モンテッソーリがはじめた「子どもが生まれながらに持っている、自ら成長させていく力」を信じ、環境(物的・人的)を整えることによって、成長、発達を援助する教育方法です。大人が子どものやることを決めてしまうのではなく、子どもから自発的に出てくる「知りたい」「やってみたい」という興味や関心に応じた環境をつくり、自ら考え、挑戦することで得られる達成感を通じて、子どもたち一人ひとりの個性を伸ばしていきます。
モンテッソーリ教育の基本理念は、「子どもは、自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる。 大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方です。教育の目的は、それぞれの発達段階の子どもを援助し、「自立し、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間へと育てる」こと。そして、その目的を達成するために、彼女は子どもを観察し、そこから得られた事実に基づいて教育法を構成し、独自の教具を開発しました。モンテッソーリの教育法の正しさは、現代の大脳生理学、心理学、教育学など、多方面からも証明されています。
0~3歳のモンテッソーリ教育
0歳~3歳までと3歳~6歳では、モンテッソーリ教育の基本的な理念は変わることはありません。しかし、個々に成長や発達段階、興味、関心が異なりますので、環境の準備も異なるということになります。子ども達の正しい成長発達を促すための鍵は「集中現象」です。その集中現象を繰り返し経験してもらうために必要なのが、子ども達の興味・関心にあった環境であり、子どもの興味・関心に合う環境を整えるために理解しなければならないものが敏感期です。
敏感期とは?
最初は、オランダの生物学者によって使われた用語でしたが、その概念をモンテッソーリ教育に取り入れたものです。敏感期とは、乳幼児期において、ある特定の事柄に対して強い感受性が現れ、敏感になり、その事柄をいとも簡単に吸収してしまうというものです。まるで、スポンジが水を吸い上げるように…。敏感期は、様々なものを対象にして出現し、その対象と出会うと、子どもには集中現象が現れます。でも、その目的が果たされると、消えてなくなります。敏感期には、様々ものがありますが、0歳~3歳までの子どもに主に現れるものが、下記の敏感期です。
- 話し言葉の敏感期
- 秩序の敏感期
- 小さいものへの敏感期
- 運動の敏感期
- 感覚の敏感期
敏感期を理解したうえで、子ども達の環境を整え、子ども達が環境との関わりを持てるように援助する。子ども達は、「やってください!」と言っているのではありません。「わたしが一人で出来るように手伝ってください!」と大人に向かって叫んでいるのです。この心の声を理解し、私たち大人が丁寧に関わり、子ども達に根気強く、やり方を伝えています。エクレスフィアでは、子ども達や保護者の皆さまの想いに寄り添い、子育てのお手伝いをさせていただいています。